2020年振り返り(プライベートとIT技術)
2020年も終わるので、振り返り記事を書きます。
例年は所属会社の社内イベントで年末に強制振り返りを実施しているため、ブログに書くという習慣が無かったのですが、今考えていることすぐ忘れそうなのでとテキストにも書き残しておきます。
前半はプライベート寄り、後半は技術寄りです。
ハイライト
- COVID-19でリモートワークになったことは、自分にとって概ね良い方向であった
- IT技術面は引き続きガンガン行くぜ
プライベート
COVID-19
COVID-19の影響で変わったことを色々書き出してみます。
- 今まで所属会社はリモートワークフレンドリーであったけど、4/7に東京都で緊急事態宣言が出てから現在に至るまで、原則リモートワーク化
- 観測範囲だと99%くらいの人が在宅ワークです
- 家に居場所の無いおじさん(偏見)の一部のみが出社しているようです
- 新人研修およびOJTなども完全にリモート化。それでも大きな問題が発生せずみんな上手く順応。正直想像以上の快挙だし素晴らしい。みんな通勤とか嫌いだったんだのが分かった
- 私も横浜の自宅から完全にリモート化。月1回は取引先で対面MTGする以外は、社内も社外もWebMTG
- 良かった点
- 物理オフィスだと会議室確保したり、会議室への移動時間が地味に面倒でしたがリモートだとMeetのURLを送って10秒くらいで開始できるのでフラストレーションがなくなりました
- なんやかんや、オフィスは煩い時があるので、集中しやすいです
- なんやかんや、オフィスの空調が個人的には暑いときがあったのでそことも開放されて嬉しいです
- 通勤時間が往復2hほどありましたが、文字通り消滅しました
- ランチに食べに行く文化も消えコミュニケーション時間が減るというのはあるかもですが、時間的には真水浮くのでよいですね。家族ともコミュニケーションできます
- 通院が継続できるようになった
- よく言われること
- 運動不足になるといいますが、散歩に出れば良いじゃない?派です。これをネガティブな理由に上げる人はよく分からない
- 自宅設備を整える費用がかかるという人も極稀にいますが、僕はそこまで抵抗無し。むしろ家で開発しやすくなったので良い機会だった
- 電気代・ガス代がかかるというのはそうだと思います。新人のときだと気にしていたかも。今はあまり気にならないです。一人暮らしじゃないですし、猫もいますし
- 集中できるのかっていうのは、かなり集中できます。自宅は快適。猫がたまに邪魔します。音楽をかけるときイヤホンじゃなくてスピーカーで流せるの良いですね
- 考えが変わったこと
- あるあるですが、引っ越しをしたいです。マンション購入しましたが戸建てが欲しくなりました
- マンションでも90㎡くらいある広いところがよいです。今は3LDKの間取りですが、実質2LDKとして使っているので、もう2部屋くらい欲しい
- あるあるですが、引っ越しをしたいです。マンション購入しましたが戸建てが欲しくなりました
- 有休、代休の消化がしやすい
- 出社していると、半休といっても帰宅の移動時間あるしもう良いやってなっていた
- リモートワークだと午後1時から休みといった形でも非常にありがたいと思える
- というわけで、過去最高に有給消化率が良い年になった。有休と言いながらぶっちゃけ午前だけはSlackをチェックしたりブログ運営をしたり業務する。でも実作業はゼロなのでストレスも無いし嬉しい
- 物理オフィスだとみんなガンバっているし、もう1時間だけこのタスクやるか、と不効率になっているのを承知で闇雲していたけど、リモートワークで冷静に判断ができるようになった
- 多分だが、自分の寿命は伸びると思う
- もう戻れない片道切符
- 有休、半休の件。
- 毎日の満員電車(といっても10時以降に時差通勤していたけど、それでも主観では混んでいる)は戻れない
- 毎年、風邪を引いていたけど今年は健康。マスク効果もあるけど通勤もでかそう
- 例えば、オフィスで咳き込むけど出社している人は昨年まで多くいた。今年は遭遇せず。ネガティブがなくなった
- 定期
- 6月くらいに解約済み。ぶっちゃけ週末に都心に行くことは無かったのでプライベートな行動範囲に影響はゼロだった
- 物理で人と会う頻度
- リモート飲み会
- 任意だと物理飲み以上に、同じメンツになる法則がある気がする
- 月1くらいだとちょうど良いかも? 歓迎会とかお題は必要そう
- 家族がいる人は21時以降参加とか、ライフスタイルが透けて見えるのは新鮮だった
- オンライン飲み会セットみたいなのを使うと、共通の話題になって良かった
横浜について
横浜市在住です。上京してから大崎、西小山に住んでいましたが数年前から引っ越しました。
- ニューマンの爆誕と、ジョイナス高島屋の増床という革命で、さらにQOLが爆上がりしましました
- 近隣観光
- 保土ヶ谷貢献
- 自宅からむちゃくちゃ近いので、梅を見に行きました
- 陣ヶ下渓谷公園
- 鶴ヶ峰の里山ガーデン
- ちょい遠いけど言ってよかった。多肉フェアとかやっていて妻も喜んでいた
- 根岸森林公園
- うちからのアクセスが悪く、タクシーでもそこそこ遠かったですが行ってよかったです。二度目は無いかもですが
- 横浜アウトレットパーク
- リニューアルオープンしたので2回ほど。夏は暑すぎて、あんがい駅から歩くので熱中症になりかけました
- 個人的には前のこじんまりとした方が好きだったんですが、圧倒的にキレイになっているのでこれはコレでよいです
- フードコード的なところの雰囲気が良くて、一切興味が無いのにヨットが欲しくなります
- 三島・沼津観光
- 新幹線で30分くらいで行ける(もっと近かったかも)。富士山の麓で水がキレイ。湧水が半端なかった。ポテンシャルは高くもっと評価されても良いやんって思った
- 正直、横浜から日光とか北関東方面はアクセスが微妙だと思ってますが、静岡・山梨方面はとても良いのでもっと攻めたい。伊豆良いよ伊豆。
- 保土ヶ谷貢献
- 横浜、良い
ライフスタイル
とりとめ無く。
- COVID-19、横浜の章で書いたように、個人の働き方としてみた時は全体的に幸せだった
- 相鉄の都心直通
- 天王町・星川駅
- タイムズに契約したけど、なんやかんやサブスクリプション費用を払い続ける養分になっている
- 近場だと駐車場問題(特に週末)、遠方だと電車の方が近い問題もあり使い所が
- 猫
- 成猫になった。かわいい。ブリティッシュショートヘアーは本当に丸顔になる。かわいい
- キャットタワーを1台廃止して2台に。その代わりに窓に吸盤を取り付けるタイプのハンモックを追加。たまに使ってくれていて嬉しい
- ガジェット
- Ryzen7 PCを買ったくらい
- スマホはPixel3aXLで変化なし
- ネスカフェバリスタは良かったが、使わなくなった
- メルカリ始めた
- オフィスに置いていた技術書を捌くためにアカウント復活
- ちょいちょい売れている。技術書を売って猫グッズを購入している
- 売買体験が良すぎてビビった。配送料がメルカリプラットフォームで相殺されるため、自分の財布から払わなくて良いというのが衝撃すぎる
- 値引き交渉も思ったよりする人がいない。扱っているのが技術書だからか購買層の治安が良い
- 病院
- リモートワークになってよかったのはむちゃくちゃ通院がしやすくなったこと。歯医者に行きまくった。同僚から行き過ぎてもう歯が無いんですか?って心配されたくらい。笑
- 1本、インプラントになった。むちゃくちゃ調子が良い
- 来年は耳鼻科、皮膚科に行こう
投資
全然やれていない。iDeCoは12月にやっと申請した。iDeCoは新興国比率を高めた攻め攻め構成にした。ぼくは世界経済の成長を信じている楽観主義である。マクロで見ると人類は概ね良い方向に進歩していると思いたい。
- 外貨預金(米国)
- 従業員持ち株会(自社制度での上限)
- iDeCo(もちろん上限) ←NEW!!
積立NISAも始めないとだけど、現状は上記3つと家庭内貯金口座への入金で収支トントンくらいになる見込み。でも積立NISAを少額からでも開始する予定。 SONY生命にフィナンシャルプランナーが付いてくれているので、多少手数料払ってでもお願いする予定。
技術
ITアーキテクトとして
- 4つくらい皿を同時に回していた生活から、下期は1本フルコミット型へ。快適である
- 上記のため、設計~リリース~運用まで久々に担当
- 運用まで行うと設計時の正解が出てくるので、良いフォードバックになった
- 反省点
- タイムゾーンの扱い
- 入力チェックの甘さ
- 画面入力ではなく、システムI/Fだけだったので強固なチェックを行わなかった
- 開発スケジュール上はベターな選択肢だったが、後々やっぱり尾を引くので改善
- 画面入力ではなく、システムI/Fだけだったので強固なチェックを行わなかった
- 不整合チェック
- 不整合の検査結果をDBに格納する方式を考えようとしたが、正直最初から障害扱いでインシデント起票すればよかった
- システム運用障害、業務運用障害の区別をもっと精緻化すれば防げた
- 不整合の検査結果をDBに格納する方式を考えようとしたが、正直最初から障害扱いでインシデント起票すればよかった
- 総じて、概ね良いデキだったと思う
- 自分の主導した(?)部分で、メンバーが外部発表してくれると嬉しいですね
技術的発信(個人)
技術ブログ
会社のブログの方に多数寄稿しました。Qiitaは少なめです。
気がつけばGo言語ネタ比率が高い。
- 2/5 GCP連載#1 Stackdriver Loggingへ良い感じのログ出力方法を考える
- 2/28 DynamoDB×Go#3 Go CDKでどこまでいける?機能を調べてみた
- 3/26 Serverless連載2: AWS Lambda×Goの開発Tips
- 5/15 Serverless連載6: AWSのStep FunctionsとLambdaでServelessなBatch処理を実現する
- 5/19 Go Tips連載2: Golandで環境変数をさっと貼る方法
- 6/9 春の入門祭り🌸 #7 作って学ぶGraphQL。gqlgenを用いて鉄道データ検索API開発入門
- 6/30 go-swaggerを用いたWebアプリケーション開発Tips19選
- 7/9 GoでWebアプリ開発時にあるあるだったレビューコメント
- 7/17 CORSのプリフライトリクエスト(OPTIONメソッド)はAPI Keyの認証なしでOKにしておかないと失敗する話
- 7/27 GoからAWS KinesisのAggregationFormatを利用する
- 8/3 夏休み自由研究#1 産業用機器向けフィールドネットワークModbusで温湿度センシング
- 9/30 Policy as Code を実現する Open Policy Agent に憧れて。ポリシーコードでAPI仕様をLintする
- 11/9 GoのWebアプリ開発でフラットパッケージにした話
Qiitaは少ないけど少し。僕はQiitaによって技術記事を書くようになったので、本当にQiitaが大好きだしいくら感謝しても足りないと思っている。
- AWSを用いたGoの開発環境構築でWindowsユーザがMacユーザに歩み寄るナレッジ
- MFAとAssume IAM Roles を使って環境でAWS SDKをGoで操作する
- よく使うGoのBuildオプションと、UPXの圧縮がバイナリサイズにどの程度影響しているか調べた
- make[1]: warning: Clock skew detected. Your build may be incomplete. と言われた時
アドベントカレンダーは2本。
- Go3: Goで始める分散データ処理。Bigsliceパッケージ入門
- すごく時間を書けて調べたけど、面白い発見まで至らず微妙なウケ
- フューチャー: テックリードになって気をつけていること
ポエム枠のMediumは今年はゼロ。
来年は社の人とZennを書いてみたい。ブログ媒体が増えること自体は、界隈が成熟しきれていなくてお祭り要素が増えるってことだと思うので素直に嬉しい。
登壇
- Umeda.go 2020 Winterに登壇
- この時PLCネタで登壇したが、これがチームとしての持ちネタとして昇華できそうで良い
- Golang.tokyo
- umeda.goと同じネタで登壇。アルバイトerがebitenネタで登壇してくれてよかった
書籍執筆
会社のGopherに誘ってもらって執筆。ありがたい話である。
今年、空き時間をかなり透過したけど、いかんせん参戦が遅すぎて2,3トピックしか書けず。来年がんばりたいことNo.1その2である。
いくつか運用が気になったので、GitHub Issue運用にした。体制とかにはまだ口を出していないが、色々モヤモヤする部分はある。
技術的発信(チーム)
1~3年目の若手がどんどの対外発信していて嬉しい。もちろん自分も負けずに背中を見せられるようにがんばる。
OSS推進
Apache Tomcatコミッターな藤野さんの肝入りで始めましたが、途中からは下記のプレス記事なものドリブンでやることを明確化。無事記事を公開し有志を集めることを成功。
社内OSSコントリビュートを増やすイベント開催は来年実施予定。
Apache Incubator入りを目指すプロダクトは現在3本あり、うち2本は自分が主導。これまた仮想プレスドリブンに設計を練っているところで、個人的に2021年注力したいところNo.1である。
秘密だが、いくつかGitLabに便利ライブラリを上げている。
会社リポジトリには1本リポジトリを追加。ミンさんのPlantUML記事だが、自分が利用しようとしたときにテーマ利用するの面倒やんって思ったので、本人と相談の上でもっとカジュアルに利用できるに整えた。
ブログ運営として
- フューチャー技術ブログの運営で心がけていること
- フューチャー技術ブログで行っている連載企画が良いよって話
- むちゃくちゃオススメなので、ぜひみんな取り入れてください!
- 数字で振り返るフューチャー技術ブログ(2020)
- いい加減PVなどの情報をアナウンスしようと作成
- PVが高い記事の著者は、評価プレゼンでアピールに使ってくれたり、評価シーズンに間に合わせる形でがんばって出してよかった
- いくつかの連載告知
- この辺は若手が引き継いでくれそうなので渡していく感じです
インターン告知
- フューチャー夏のインターン2020。リモート開催予定です
- 従来は新卒サイトにログインしないと見れなかった情報ですが、難なく無事公開
- インターン生の何人かに感想記事を書いてもらったので、来年以降のミスマッチを無くせるんじゃないかと。良いことした
LT大会
社内向けだけど2年ぶりくらいLT大会を復活させました。
これからはSummer,Winterの年2回という持続可能性にあふれるスケジューリングで利害関係者が合意。良い落とし所を作れて運営みんなに感謝。
テックキャスト
ポッドキャスト(インターネットで配信するラジオみたいなもの)を会社有志で始めた。
自分が立ち上げたが、ナビゲータは村田さんという個人的に声が良い人にお願いしているので、ゲストの選定とかテーマ出し、音声編集(カットのみ)、レビュー、告知などまさに裏方業務である。
個人的には月2回くらいまで増やしたいので、来年はもう少しネタを増やしていく。
Conpass
社のConpassページが汚かったのでキレイにした。
今は純然たる採用イベントと、勉強会イベントが混同してしまいちょっとイケてないように見える。来年は分離できないか相談しようと思っている。(DMを送ったが年末休暇に入ったのか担当者から返信がない)
輪読会
- Twitterで盛り上がり、CleanAgile輪読会を復活
- 運営はLeeさんって人にお願いしているので、ただ自分が嬉しいだけの状態である
- 澁川さんがこういう記事を書いていた。さすが。https://zenn.dev/ys/articles/391bde4fbd03d5
2021年に向けての技術発信
- 動画(Youtube)、技術同人誌は肝いりで進める
- 上記で、 TechBlog、TechCast、TechTube、TechBookの4大チャネルなる。ここに勉強会(TechTalk)をあわせて5つの柱にしたい
動画だが、プレゼンテーションの録画が良いので、〇〇Fridayとか、○○.future みたいな勉強会を月1ほどで開催、それを録画することをまず進めたい。
そうすると、Conpassページでの資料ストックも加速するだろうし、わかりやすくメンバーも自分も経験と実績を詰める。
IT教育動画は昔から意見が出るが、じゃぁそれをやれますか?と聞くと尻込みする人しかいないので自分の温度感は低い。アクションが伴わぬ意見をもらっても、、ね。
チームリード
口頭ではなく、テキストで 何度 も発信を繰り返そうと思う。
この前チームSlackにはこういうの投げた。
ファシリ力:大事。朝会も若手の練習台にしよう。会議のコストを意識して、それをペイするだけの密度でやれているか振り返っていきましょ 受け入れ教育:受け入れ教育は大事。教えるコストを惜しまない 人は育てる:都合よくVue.js、Go、AWS Terraformできる人材はいないです。甘えないこと。自分がだれかにしてもらったように、育てるしか無いです 採用面談: 面接は大事。ミスマッチはお互い不幸。真剣に見極めよう。見極めたからには責任があるので全力で受け入れよう。 有給消化:入社月が浅い人が多いので問題ない気もするけど、消化する(半日でも休む) 品質:「スケジュール>品質」にならないように。工場・蛍ともに何なら命に関わるので。表示ミスでも大事故に繋がる可能性を意識。稼働判定もありますしね テクハラ禁止:体育会系ではなく言語化して教える。コンサルは言語化大事。顧客に対してテクハラしないように。顧客の視点で言い換えること。言い換えられるのが付加価値。 案件:作っていきましょ。ネタはみんなで仕込みましょう。 外部発信:プレスリリースのリリース目指しましょう。ブログも書きつつ、よりパブリックな面でもアピールしていきましょう Enjoy: チームはお前のためにあるんじゃなくて、チームのためにお前がいるんだ」的にしつつ、その上で楽しくやりたいことを伸ばしていけると良いですね
言いたいことは尽きないけど、名言することで自分のポジションは明確にした方が話が早いと判断。やりとりで摩耗するよりスタンスを打ち出す方向にもう少し比重を寄せる作戦です。
テック系に関する雑記
- 明確に、「量>質」の戦術を採用したい。物量で押し切る戦略はいつの時代も憧れる
- 少数の精鋭でいきたいって人はあまり好きじゃない。孫子の兵法ですよ。未だこの世は数は正義が成り立つと思う。
- 自社はITエンジニアを抱える日本企業としては、大きい部類なのでそのリソースを最大限に活かしていくやり方だけど、他の企業でも再現性があると思う
- というわけで、自然とEMとか技術広報的な仕事を数多くこなしている
- 差別化領域は自分もかなりアウトプットしている方なので、発信側の気持ちが分かるということ(というか自分が発信しやすいように運営方針を寄せている)
- ○○やりたい、は本当にやらない
- 例: 今年はフロントエンドやりたい
- どうせやらない自分を理解したので、もう言うの辞めた。やろうと思って時間を結局使わないこと多数なので、一番実稼働できるところに時間を投下する
最後に
2021年、良い年でありますように!